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青氷のブログ
整理中です。現在、サイトの更新情報を載せています。
6/9まで離脱と呟いたけど終わった件@雑記

 Twitterで最長6/9まで離脱と呟いて、鍵でその後酔っ払いながら詳細書いた件、終わり(早)――残すは、書いてないけど、私以外の家族が旅行に行くという現実のみ……! 暇になった私は……アルファポリスでまた書いてみようかと思い、今あった垢を退会して、再登録。

 規約見たら複数垢OKみたいだったけど、とりなおしたのに――天帝のパズルしかあげてないですが、最大一週間は残っているそうだ。ちな、天帝をあげる前に、一番最初にBL賞もらった猫宮垢は、ムーンと同日付近で一回退会していました。あの日は、ウッピーとかも全部退会して……でも、自サイトもない頃で、天帝に愛着ありすぎて、うん。今となっては懐かしいです。

 それで、ちょっと前になろうに上げてたホラーをなんとなく、アルファポリス様へ。外部コンテでは、女性向けのサリジナ辺境伯のお話を。アルファポリス内投稿と、外部投稿のやり方を思い出すべく……テスト的な!(失礼)

 Web大賞、ホラー登録してみたので、明後日から投票始まりますが、規約「書籍化に足りない量は不利です」――合計三万字もない……!笑 この話をこの前スカイプで話していたら、「本音と建前だよ! 落ちます」と、話してた友達に言われ、確かにな、と。

 去年一年は、Webの賞などに投稿していなかったので、今年はやりたいなぁと。というより、十年ぶりに、投稿しようか考えています。ここ数年、なんというか、肉体的に生きるのに必死気味で、やりたい事とかあんまり考えていなかったので、もうちょっと前向きに生きようかなと……最近思います。ただ、持久力がないので、なんともですが……。


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朝方というレベルではないような気がする@雑記

 早寝(夕方四時)し、早起き(夜十一時半)しました。
 これ、まずい。
 眠気に抗えず寝たんですが、なんだかハッと目が覚めて、朝まで寝る予定が狂いました。

 そんなこんなで、サイトを更新。
 Twitterで呟いた通りの品で、
 ・世界は斜め上の続編頁(現在、ギル&梓の一話のみ)
 ・困窮フィーバーのムーンに短編で上げたものの連載準備(短編もサイトに収納)
 ・魔術樹の続き(8話)
 ・狐と眼球の、閑話的な章(?)一個(計四話)
 ・掘られる話の続き(18話)
 ・ゼクス話のSSとコメディ長編の一話(温泉を掘り当てた話)
 です。

 狐と眼球は、やっぱりちょっとずつ頑張ろうと……!
 ネルの話(歪みからの脱出)とアニマスブレイクもちょっとずつ……!

 昨日寝たのは、なんかスランプの気配を感じたからで、抜け出そうととりあえず書きまくってみたのですが、なんか逆にダメで、寝逃げを。そして起きたらすっきりして、書けそうだと思ったら、ご飯食べたらまた眠くなってきて、とりあえずサイトをいじってみようといじっていたら、またやる気が失踪しました。

 元々別件で今日から離脱検討していたんですが、相変わらず気分は、あれも書きたいこれも書きたい状態で、体だけがついていかない感じです。スランプというより、体が重くて、物理で書くのが辛くて。書くっていうより、打つのが!

 数日離れたら戻るとは思うんですが、離脱理由はPC関連なので、PCからは離れられない!

 その上、昔は数日離れている間妄想していたのに、今、うっかりするとゲームをしてしまうから、気づくと半年くらいいなくなってしまいます。それはダメだ! せっかく抜け出したんだから!

 と、自分に言い聞かせています。
 今一番書きたいのが、藍円寺さんの話で、こちら、サイトの目次頁を変更しました。

 藍円寺兄弟の話、一つの作品予定だったのですが、藍円寺さんの章を2つ入れる形で再編成します。書き終わったら、さらに構成直して、ムーンに、多分。プロットも完成済みであとは、書くだけ状態なのですが、短編化した一話を書いた所で力尽きて昨日は寝ました。プロットというか書きたいことメモと流れです。

 天帝のパズルは、明日から三話、裏側が入って、明後日が性描写ありですが、こちらはサイトの裏側のパズルからです。

 魔術樹はといえば、何にも考えずにすらすら書けて、なろう側本編という骨組みとエロ場面抜き出してあるプロット(?)があるため、それを取り入れつつ、好き勝手に書いています。これ、書きやすい。とっても楽です。ある意味SIDEなので、うん。

 それで、世界は斜め上の続編。これも国王陛下と同じで、一年前くらいから検討していたのを、やっと、やっと! ただ、凛とギルの話を先に書く予定が、サンジェルマン伯爵にハマり(?)、青海の話を先に書いて、その勢いのまま更新作業でした。多分、近日中に、ギルの話も書くと思います。

 ゼクスの話も、途中で力尽きて、両方短編予定が、SS(ぶった斬り)と長編一話化し。
 ぐっだぐだでした。
 藍円寺じゃないですが、私の肩も今、ばっきばきで。そのせいで、やる気が失踪中です。

 やる気というのは、書く気ではなくて、動いたりするのが面倒くさい感です……。
 バスカビルもそろそろ本格的に続きをと思うのに、手つかずで。
 来週中にやりたい事あるのに、一切やってない。ダメだなぁ。

 何もやりたくないから書く⇒書き疲れる⇒疲れて何もやりたくなくなる。

 このダメループに陥っています。さながら、ゲームのMob狩りのような……。

 気分転換にSS量産しようと、サイト垢のツイで、お題をフォローしまくって、流れてくるのを眺めています。ただ、魔術樹書いてて思ったのは、久々に一日一話自分内ノルマで書いていたら、よし、今日の分を書こう! という気持ちで、書けると発見した事です。

 一気にやるほうが、一日ちょっとずつより圧倒的に楽なんですが、地道に一日一話の方が、私に足りない根気といいますか、うん。すごいと思う。

 掘られる話は、やっと総愛され突入で、今このまま、それぞれとあっまあま書いて終わるか、もう一山入れるか考えております。こちらは今の所、一回だけ一日あいたんですが、やっぱり一話くらいは毎日更新しています。でも、心の中で、こちらは不定期更新です。

 よし、二度寝しよう! 有難うございました!





魔術樹などを更新しました@サイトBL更新情報

 27日分を……!

 更新したのは、魔術樹の連載の続きと(ムーンには先程予約済)、掘られる話のこちらもムーンまでと同じ分、あとは、歪みからの脱出の続きと狐と眼球の続き(この二つはサイトのみ)です。

 狐と眼球は、やっぱり前のブログの雑記に書いたんですが、次の更新に回しました。集中力が切れて、代わりに書くスイッチが入ったので、魔術樹を。これ、師匠、すごいドMだ……(ご注意の上お願いします)

 このあとは、書くの専念して、その後また明日の分を作業したいと思うんですが、本日は更新履歴がそこまでゴチャゴチャではないので、場合によっては二度目の更新をしたいと思います。ただ、書く方次第なので、なんともです。

 ご覧頂き、本当に感謝です。有難うございます!
 それで、今日二回可能性の代わりでもないのですが、来週離脱可能性があります。

 いるかいないか、自分でもちょっと分からないので、いなかったらその内戻ると思っていただけますと嬉しいです。いないとしても、多分、ブログなどにはいるかと思います(それっているのかな?) あたたかく見守って頂けたら嬉しいです。

 どうぞよろしくお願いします!




サイトの予定@雑記

 予定なのに雑記という……。
 というのは、更新物を悩んでいまして。

 狐と眼球を一気にラストまで行きたいんですが、一区切りした所で集中力が消えて、気分転換に歪みからの脱出の続きを9~15まで作業し、こちらも集中力が切れて、ブログを書きに来ました。ムーンに昨日upした掘られる(未完)も、本日14~17をup予定です。

 歪みからの脱出は、今はまだ普通のファンタジー部分です。
 まだあらすじのカオスってる所まで行き着いていないです。

 狐と眼球は、今日やるか、次やるか迷ってますが、二周目の終わりと、更新停止時に書いていた三周目入った所までで、過去の投稿分が終わりで、サイト初出の新規部分をちょこっと書いているので(連載形態)、頑張りたいんですが、集中力が……。

 じゃあ書こうかなとなって、そしてまた、どれから書こうかループに陥っていて、とりあえずブログ的な流れです……。あれもこれも書きたいし、修正作業したい作品もあるしで、自分の手を広げすぎ癖に涙が……。

 ご覧頂いている皆様には、本当に感謝です!
 また、拍手コメントなど、本当にありがとうございます!
 ご返信できておらず申し訳ありません!
 全て拝見させて頂いております!

 昨日作業してたら狐と眼球は終わってたはずなんですが、猛烈な眠気に襲われて、爆睡し……ほとんど一日寝ておりました。だから現在目は冴えているのですが、集中力がゼロで、失踪しております。うーん。

 一休みしたら、もうちょっと頑張ってみようと思います。
 お付き合い頂ければ幸いです。




【狐と眼球のSS】嵯峨が別の立場だったなら ※空想してるお話

 って、僕は何を考えているんだろうな。いや、これは何かが僕に見せた直感なのかもしれない。晴明様とかが。よし、最後に……やっぱり考えてしまうのは、嵯峨さんのことだ。しかし嵯峨さんの、奇跡なんて想像もしたくない。僕以外の誰かなんて止めて欲しい。せめて――……職業が変わるとか、なら、いいのかな。

 嵯峨さんが刑事さんじゃなかったら……そうだなぁ、天草先生と逆だったら、どうなんだろう?

 普段だったら、

「嵯峨君、診察日から一ヶ月も過ぎてるよ。これ、処方箋出して薬局まで行って貰ってきたから」

 あきれたように天草先生が嵯峨さんを見つけ出す。

「悪いな祐助」

 煙草の煙を吐いてから、嵯峨さんがお礼を言う。

「何か悩み事とかない?」

 大体はリスナーのお店だ。だから先生が隣に座る。

「別にない」

 断言して、嵯峨さんはビールを飲む。五分診療希望者だし。

「……ちゃんと眠ってる?」

 目の下の隈を見て心配そうな天草先生が溜息をつく。
 と言うような流れをしてる気がする。もしもこれが逆だったら?


「嵯峨くん、今週のお薬は?」

 天草先生は毎週もらいに来るだろう。

「面倒だからまとめて一ヶ月分持って行け。処方箋はこれだ」

 嵯峨さんは五分診療だろう。

「実は悩みがあって」

 天草先生は、眠れなかったら訴えると思う。

「寝ろ」

 きっと嵯峨さんは先読みして言うだろう。悩みが例え不眠以外でも、寝ろ、って言いそうだけど。

 うん。なんだか、嵯峨さんが嵯峨さんじゃない。こんなお医者さん嫌だ。じゃあリスナーと嵯峨さんが逆だったらどうなるんだろう。

 ええと、普段だったら、

「”ネコ缶”いらっしゃい。はい」

 と言って自然と生ビールが置かれる。

「ああ」

 嵯峨さんが煙草を銜える。

「今日のお昼は、カロリーメイトだけだったんでしょう? おつまみいる?」

 何故なのか(も、何も情報屋だから)知っているリスナー。

「いい」

 イラナイの、いい、だ。嵯峨さんは、お酒を飲む時は基本的に食べない。

「そうそう今日の昼間の事件、犯人は”遮断機”の人だったみたいだけど」
「まだ調査中だ」
「後はレイラでしょ?」
「そっちは被疑者死亡」
「あーあ。殺されちゃったんだ、なんだかなぁ」

 というような流れだ。時折僕にも意味が分からない話題になることが多い。情報を渡し渡されしているようだ。本当に必要な時は、大金がかかるみたいだけど。これが逆だったら……?

「また来たのか……」

 多分怠そうに言うんだろうな。

「いつもの頂戴」

 楽しそうなんだろうな、リスナーは。卵も投げつけられないだろうし。

「どれだ」

 絶対リスナーは特定の酒ばかり飲んだりはしないと思う。

「赤いの」
「トマトジュースでも買ってこい。そんなことより、つまみだ。やる」
「有難う。丁度おなか減ってたんだよね」
「遮断機とレイラの件はどうせ無理なんだから、捜査の必要はないだろうな」
「ちょっ、何で知ってるかなぁ。けどね……これも仕事だからさぁ」
「だったら飲みに来てる場合じゃないな。帰れ」
「えー」

 と言うような感じになりそうだ。こちらは案外行けるかもしれない。
 ただ、普通すぎてつまらないな。もっとこう、インパクトのある……そうだ。嵯峨さんが、弘とポジション逆だったら? 上司じゃなく、部下。

 多分普段は、

「おい、弘」
「なんだ」
「右から七番目の棚の資料、電話番しながら読んでおいてくれ。午後にそこに行く」
「分かった」
「それと昼食は食べるな」
「なぜだ?」
「無理に食べさせられる場所に行くことになるから、空腹に越したことはない。食べさせられすぎて吐くなよ」

 と言うような会話をしていそうだ。これが逆だったら――……

「おい、嵯峨」
「読んでおきました」
「……それと、昼食は……」
「当然とりません。胃薬も飲んでおきました。まだ時間に余裕があるので、聞き込みに行ってから行きます。現場に直行するので。では」
「おい、単独行動は――」
「うるさいな」

 多分小声で言うだろう。

 ……――うん。案外あり得るな。そしてやっぱり天職は刑事さんなんだろうな。
 嵯峨さんの新人時代とか見てみたいな。

 多分それを見られる方が、晴明様が誰かと恋人になることよりも、祀理が弘を選ぶことよりも、一宮さんと弘が実は恋人だったなんて聞くよりも、灯くんと霙くんがそういう仲になることよりも、僕にとっては幸せだろうな。

「さっきから何を笑っているんだ?」

 シャワーから出てきた嵯峨さんに言われて、思わず息をのんだ。
 飲んでいた野菜ジュースが変なところに入りそうになる。むせた。

「え、どこから見てたんですか?」
「いや、一分前くらいからだ……なんだ? どうしたんだ? なにかあるのか?」
「無いです」
「そうか」

 嵯峨さんが冷蔵庫からビールを取り出して、プルタブを開けた。やっぱり僕の妄想よりも、本物の方が良い。今夜は仕事が速く終わったみたいだから、ゆっくりと過ごせる。

 それから一緒のベッドで眠る。
 それは妄想ではなかった。




【狐と眼球のIF番外】灯と霙が恋人になったら(パラレルネタ。高校生勘違いコメディ)

「灯、別れてくれ」

 霙に言われた。――別れる……? 別れるって何のことだろう。永遠のお別れかな? 僕に殺して欲しいって事なのかな。僕に、霙が殺せるのか。ちょっとよく分からない。とりあえず理由を聞いてみよう。

「どうして?」

 返ってきた反応に霙は安堵した。雨に、「絶対、『うん』とか言われるよ」とキレ気味に馬鹿にされたからだ。――そもそも恋人にこんな冗談を言うのは最低だとは思うけどな、俺だって自信が欲しいんだよ。良かった。どうしてって事は、別れたくないって事だよな?

「冗談だ」

 灯はほっとした。――別に死にたい訳じゃなかったんだ。良かった。霙が死んじゃったら悲しいから。霙が死ぬのを見るくらいなら、代わりに僕が死んだ方がましだ。だから、その時は、

「僕から言うよ」

 ――? ……――!? 霙は目を見開きそうになった。
 ――い、言うって何を? ま、まさか、灯から別れの言葉を言われるのか? 今更無理だし、絶対受け入れられねぇよ。俺は灯の事が好きなんだからな!

「駄目だ」

 灯は思わず微笑した。――僕が死ぬのを悲しいって思ってくれているのかな? 霙はやっぱり優しいな。

「有難う」

 霙は煙草にしか見えない代物を銜えて火をつけた。――有難うと言うことは、だ。どういうことだ……? 待て、話が見えなくなってきた。そもそも相手は灯だ。俺の言いたいこと、きちんと伝わっているのか?

「――灯、俺達はどういう関係だ?」
「?」

 関係という言葉に、灯は小首を傾げた。血のつながらない従兄弟。
 黒贄羊。天気予報。同級生。何だろう。友達……? で、いてくれているんだよね?

「友達」

 友達……友達!? 霙は言葉を飲み込んだ。おかしい。――おかしいだろ。一昨日告白した時、俺が「好きだ」って言ったら、灯も「僕も好きだよ」って言っていたぞ。再確認を込めて、「俺のことが好きなんだよな? 鷹野霙のことが」って聞いたら、「うん」って言っていただろうが。「その好きは、恋だろ? 愛だよな?」とまで聞いて、「うん」って答えただろうが! それから俺は言ったよな? 確実に言ったぞ。「付き合おう」って。勿論場所じゃないことを伝えるために、「これからはずっと一緒にいよう」とも言った。

  恋人だからな。俺は束縛しない方だが、相手が灯なら別だ。何処に行くか分からないからな……。それはともかく、なのだから!

「俺はそうとは思ってないぞ」

 友達じゃなかったのかと灯は悲しい気持ちになった。――一昨日は好きって言ってくれて、ずっと一緒にいてくれるって言ったのに、嘘だったのかな? 僕の気持ちはやっぱりバレちゃってたみたいで、霙は、そんな僕の気持ちにも付き合ってくれるって言ってたのに。やっぱり雨じゃないと駄目なのかな? だけど、僕も、もう我慢できないよ。嘘でも良いから、好きっていって欲しいんだ。

「霙、好きって言って」
「好きだ」

 ……? 反射的に言ったものの霙は困惑した。――どういう流れだ。
 文脈が読めない。結局灯は俺との関係をなんだと思ってるんだ?

 好きだと言えと要求してきたんだから、当然恋人だと理解しているんだろうな? いや、相手は灯だ。念を押すべきだ。じゃないと雨に何を吹き込まれるか分からない。灯も俺も。

「灯、俺とお前は恋人だよな?」

 恋人……恋人!? 灯は自分の耳を疑った。思わず右手で右耳に触れてみる。聴覚は正常だと思った。――……恋人? 僕と霙が? 

 それは、霙も僕に恋していて、愛していると言うことなのか。嬉しくて笑っちゃうな。けど本当に?

「まさか」

 ――まさか、まさかだと!? 霙は、微笑してさえいる灯を見て息をのんだ。――おい待てなんだこのフラれる流れ。どうすれば良いんだ? 考えろ、俺……よし。恋人だと思いこませよう。灯は素直だし。

「まさか、恋人じゃないなんて思ってないよな? 灯は俺の恋人だ」
「そうなの?」
「そうなんだよ」

 灯は断言されて大混乱した。
 ――恋人? 幻聴じゃなく、恋人? 僕は霙の恋人だったの!? 
 いつから?

 一方の霙は、黙り込んだ灯を見て、目を細めた。

 ――この沈黙は、どういう意味合いの沈黙なんだよ? でも、もういい。俺は後悔しないように、断られない限りは、灯のことを想って行動しよう。灯の事がどうしようもなく大切なのだから。

「ソフトクリーム食べに行くか?」
「うん」
「その後は、水族館にでも行くか?」
「うん」
「それから、俺のマンションに来るか?」
「うん」
「今キスしても良いか?」
「うん――……っ?」

 灯が答えた瞬間には、霙は屈んで灯の唇を奪っていた。ふってきた感触に、何度も灯は瞬きをする。よく現状が分からない。ただ、霙の体温が冷たくて好きだった。

「お前、温かいな。子供みてぇ」
「霙が冷たいんだよ」
「その言い方だと俺が酷い奴みたいだろうが」
「霙は酷くないよ」
「じゃあ俺の何処が好きだ?」
「霙」
「ん?」
「霙が霙のところが好きだ」
「わかんねぇよ」

 それから再びキスをしてから、二人はソフトクリームを食べに行った。結局付き合おうがいまいが何かと勘違いし、やっていることはさして変わらない二人なのかもしれない。





【狐と眼球のIF番外】祀理が弘を選んだら ※本編のIFCPです。

「おはようございます、弘さん」

 寝起きのままウィンドブレーカー姿で、祀理がリビングに顔を出すと、弘が優しく微笑んだ。後は背広を着ればいつでも、出勤できる風だ。もうコートはいらない季節、新緑の芽吹く暖かい季節だ。

「おはよう」

 テーブルの上には、弘が作った朝食が並んでいる。

 結局二人は、共に東京で暮らしている。京都に戻る気にはならなかったのだ。二人だけの世界を構築するのに、単純に都合が良かっただけなのだが。弘は日中警察署へ行き、祀理は依頼された呪符書きの仕事などをする。家事は全て弘がしてくれる。時にそれを祀理は悪いなと思いもするのだが、変なところで世情に疎い弘に市民プールの存在を教えるなどしていると、それはそれで釣り合いが取れている気もしてくる。

「今日も美味しそうですね」
「毎日そう言ってくれるから、作り甲斐があるな」

 弘が誰のことをいっているのか想像がついて、祀理は微笑した。

 確実に以前一緒に暮らしていたという、一宮と風眞と舞理の事だろう。そして弘が料理を習ったのが、ナナキにだという事も知っている。弘も七木だが、親友の方のナナキはやっぱり”ナナキ”なのだ。

「俺、弘さんの作るスクランブルエッグが一番好きです」
「――正直嬉しいけどな。出来れば料理ではなく、俺のことを好きになって欲しい」
「もう好きですけど」
「足りない」

 冗談めかして笑った弘は、両手の指を組み、肘をテーブルについた。

 その上に顎を乗せている。昔は弘はこういう姿勢をしなかったが、上司の嵯峨がしているのを見て真似てみたら、思いの外気に入ったらしい。

「じゃあ今夜早く帰ってきて下さい」
「約束は出来ない。仕事だからな」

 誇らしそうに仕事と弘は言って笑うが、祀理は気がついている。気がつきながらも笑みを返した。≪異形≫を狩るための”狐提灯”の仕事があるのだ。悪くすれば、永遠に帰っては来られない。だからいつだって祀理は言うのだ。早く帰ってきて欲しいという願いを。

 ――そして弘は、愛の言葉を求めるのだろう。

「今夜の夕食も楽しみにしてますから」
「ああ。何が食べたい?」
「明日はおかゆ専門店に行くから、がっつり系かな」
「おかゆ専門店……? そんなものがあるのか?」
「あるんです。柊様を連れて行くんです。何で本当、みんな知らないんだろう」

 祀理が溜息をつくと、虚を突かれたような顔をしてから、吹き出すように弘が笑った。

 新しく珈琲を注ぎながら、祀理にそれを差し出す。

 素直に受け取った祀理は、思わず自分の言葉に恥ずかしくなったから、静かにカップを傾けた。――何せこれまで住む世界が違ったのだから当然だ。寧ろ、突然同じ立場になった自分が未だに解せない。

「柊様は、元気に?」
「はい。電話を貰った時は、元気そうでしたけど……うーん。悪いって言う話も聞かないですね」
「九重と出てくるのか?」
「いえ、桜様とみたいです」
「そうか……俺も明日、行けたら行っても良いか?」

 それを聞いた瞬間、僅かに弘の笑顔がこわばった。
 思わず祀理が首を傾げる。

「え? ええ。五瀬さんも一緒ですけど」
「五瀬がいるなら、まぁ……」
「まぁ、なんですか? え、来られるんなら来て下さい!」

 深々と思案混じりに吐息している弘を見て、祀理が声を上げた。いまいち意図する事がくみ取れず、首を傾げるしかできなかったからだ。まだまだ安倍九尾の事は、当人達しか知らないことばかりで、祀理は時に寂しくなる。未だに自分がその一員だとは思えないのだ。

「ああ。行けるように努力する。何があっても祀理くんを守りたいからな」

 しかしさらりと言われて、胸がじわりと温かさで滲んだから、祀理はどうでもよくなった。

 だから笑顔を返す。それから出かける時には、キスをした。そんな朝だった。



たまに自分が何を考えてこれを書いたのか謎になる時@雑記

 明日サイトに、で、先程ムーンに、巨大人型兵器で戦ってる軍人のBLを……。

 私はヘタレは受けが好きなんですが、ここ数日ヘタレ攻め読みたい熱があって、何か無いかとファイルを探していたら、出てきまして。同じ世界感の女性向けもあって、最初それを見ようかと思っていたら、BLの方を発見して、読んでいたら吹いて、こちらを……!

 意外といい話のはずなんですが、そう思って書いてた気がするんですが、読み返していたら、設定に腹筋が崩壊して、終始ゲラゲラ笑いつつ、読んでしまいました。うん。なんだか、書いていた時は、シリアスなじれじれだと思っていたんですが、気のせいでした……!

 今、サイトは国王陛下の続編と、こちらの作業が終わっていて、明日!
 今日でもいいんですが、履歴が大混迷しそうなので……明日に!

 しかしな、あれを書いた時、私は一体、どういうテンションで何を考えていたんだろう。
 ちな、残酷タグは保険です。私的にはあんまり残酷じゃないんですが、一応……。
 残酷に思う方がいるかもしれないなと。

 最初、三万五千字くらいだから、短編であげようかと考えて、ふと、短編の一番長い作品と、連載の一番短い作品を検索して、悩んだ末、連載形態にしたんですが、短いお話で、最後は「世界は平和になった!」という……! この結末にも吹いて。自作なのに。ニヤニヤしながら読んでました。

 中二病臭溢れる作品が、大好きです。でも不思議だ。いい話だと思って書いていたのにな……。いや、いい話だと思うんです!(力説) ただ、ただ、私の黒歴史ポイントをクリティカルに押してきて、笑いながらじゃないと読み返せなかったのだと思います。

 そろそろ、発掘作業はやめて、書こうと思います。うん。




ムーンの更新予定@5/25

 今、天帝のパズルを、7/1日分まで予約してきました。
 サイトの、
 
 **始まりのパズル*** 

 の、あとに、サイトで、
 
 ***裏側のパズル(閑話)***

 として上がっている、現在三話の短編を、『裏側のパズルⅠ』として挟んだ後は、
 またサイトの、

 ***天帝のパズル*** 

 の、ラストまで続いて、そこまでを予約した形です。
 その後は、サイトでは、閑話に追加予定のものを、『裏側のパズルⅡ』として、投稿予定です。
 それが終わったら、サイトの『混沌氏のパズル』予定です。
 そこから先は、そのまま『問答のパズル』を二話入れようと……!

 それで、その先から本格的に、BL版の続きを……サイトは、こちらは『新しいパズル』としてupしたいと思っています(現在、準備中と書いてある所です……)多分、それのために、混沌氏のパズルは、ラスト付近、書き換えるかと。サイト側はそのままで、多分。代わりにムーンは書き換えで、サイトは繋ぐための短編を一話、予定しています。

 基本、『裏側のパズル』は、慈覚(上司)×森羅(師匠)で進みます。上司と師匠というのは、環(語り部)から見てのポジションです。この、一日一話投稿だと、現在サイトにある分のみで、秋を迎える可能性があるので、場合によっては、一日二話更新に変更しようかと思っています。

 ただ、いつもパーンとあげるので、まったり一日一話も楽しくて……。このペースで、続きも心に余裕を持って書いていこうかなとも思います。続きの完成次第で、更新間隔が変わるかもですが、一日一話で、進みつう――場合により、二話か、章一気にしようと思います。

 次に魔術樹ですが、昨日で予約分が終わりまして……。

 迷走してるから、下げつつ更新していたんですが、次から、なろう側のSIDEというか、ほぼ別物といえる師匠視点の師匠側の話になるります。問題は、プロットしか完成していない事です。いえーい!(無理にテンションをあげてみる)

 今日、間に合えば投稿したいのですが、間に合わなかったら、数日空くかと思います。数日……多分、数日……多分。

 数日といえば、掘られるアホエロコメディのお話も、今、一日空いています。理由は、サイトの狐と眼球に心を完全に奪われていたからで……!笑 先程、ブログのSSに狐と眼球のIFのCPものをupしたのですが、本編はこのCPじゃないです。完全にIFです。ただ、甘い(?)同棲のお話で、気に入っています。このIFは、えぐい事はなく、ただの痴話喧嘩なので、よろしければ!(多分、本編未読で閲覧可能です)

 話を戻すと、掘られる話もプロットが完成しているので、どれから書こうかな、というのが、今の状態です。サイトの更新分も含めまして。それが落ち着いたら、ムーン外も……。と、思いつつ、検索サイトからお越し頂いている皆様にも感謝です!

 空巻朝蝶のお話は……多分、遠いです。申し訳ありません!

 困窮フィーバーは、比較的すぐに書こうと思っているといいますか、上記の、どれを書こうかなに入っておりまして……!

 拍手やコメント、本当にありがとうございます! ムーンは、感想を含め、ご返信できておらず、すみません! この前までの分は、レスのカテゴリにあります。

 また、ギフテッドのBL展開続きをサイトでやっております(子供の話)
 あちらも、BL突入でもはやパラレルなんじゃという形なのに、温かいコメント感謝です!
 アンケも本当にありがとうございます!

 続き、一応あるのですが、今度父(祖父)受けの、SF展開という電波っぷりなので、すごく今、躊躇しております(……)それよりは、新規で番外を書き下ろそうかなと考えていて、アンケの結果、参考にさせて頂こうと思っております。

 また、ムーンの投稿作だと、僕は無能な国王陛下! の、続編の連載を始めました。
 そちらもよろしければ!(サイトです……)
 まとまったら、こちらは、ムーンとビラブに、と思っています。
 ただ、めくるの国王陛下の方を先に、完結まで投稿したいような感じです。

 あとは、そろそろギフテッド以外の女性向けをサイトでと思うのですが、まだ手付かずです。
 サリジナ辺境伯のお話も、ご覧頂き感謝です。
 ひっそりと白雪吉原譚や私の杖はツルハシです! にもコメント頂戴し、とても嬉しいです。
 どちらも女性向けの短編ですので、よろしければ!

 吉原といえば、紫陽のお話も書きたい。
 こちらはBLですが。うーん。書きたいものは沢山あるのですが、一個ずつ頑張ろうと思います。

 投稿サイトの現在は、こういった形です。
 本日、魔術樹や掘られる等、間に合えば、活動報告にも書きたいと思います。
 ご覧頂きありがとうございました!



 


【狐と眼球のIF番外】一宮と弘が恋人だったら ※えぐい要素ゼロです。

 八坂の舞理が大学生になり、風眞は別途転職して、マンションには七木家の弘と、一宮宗信だけになった。無論どちらも仕事をしている。一宮は、本家が経営している会社の取締役として毎朝家を出るし、弘とて警察官の仕事をしている。

 とっくに二人で住む理由はなくなっていたが、「「引っ越すのが面倒だ」」で押し通し、現在でも二人は共に暮らしている。実際に、それはそれで真実だった。毎朝毎朝弘は、一宮の口に合う和食を甲斐甲斐しく用意し、Yシャツにはアイロンをかけ、洗濯もお風呂掃除もゴミ出しも全部している。一方の一宮は……特に何をするわけでもない。

「どうしてゴミを出しておいてくれなかったんだ……!」

 帰宅した弘が、朝頼んだゴミ袋がそのままになっているのを発見して声を上げた。

 大抵夕方頃には、大した用事がなければ帰宅している一宮は、ソファに寝そべって英字の新聞に目を通している。

「明日出せばいいだろう」
「明日は缶の日じゃない!」
「細かいことを言うな。一々と。なんならゴミ業者でも呼ぶか?」
「だったら実家に帰れ!」
「このマンションは一宮の持ち物だ」

 その言葉に、弘は目を伏せ唇を噛んだ。自分が実家に帰るとは、仕事の都合で言えない。仕事を辞めたくない。警察官でいたい。だが、出て行くとして、だ。一体どこへ行けば良いというのだ。

 もっとも、行く当てはいくらでもある。

 邪魔をすることにはなるが、弟と嵯峨の家、また安倍本家の持つ東京別邸、その他幾人かの九尾の当主の別邸もあるし、七木家の資産で新しくマンションを借りることも易い。だがそのどれもが、『自分が稼いだお金』や『自分の場所』では無いため、何も言えなくなるのだ。何よりも、一宮と離ればなれになるわけだ。

 現在の二人は、腐っても恋人なのに。

 そもそも自分が出て行くと言ったらどうするのだろうかと、弘は時折イラッとする。一宮一人では何も出来ないだろうし、やるとしたら、恐らく使用人を雇うのだろう。そうか……別に俺が出て行っても良いんだなと、弘は俯いたまま考えた。辛かった。

「……そうだな」
「――? 弘?」

 弘の声のトーンが変わったから、一宮が新聞から顔を上げた。

 何事だろうかと視線を向ければ、無表情の仲に、どこか悲愴な色を浮かべ俯いている弘の姿を捉える。――何故こんなに悲しそうな顔をしているのだ?

「……弘」
「……出て行く」
「おい?」

 その言葉に珍しく一宮は狼狽えて、慌てて立ち上がった。しかし俯いたまま、弘がエントランスの方へと歩いていく。追いついて、一宮がその手を握った。

「待て。どういう意味だ?」
「ここは宗信のマンションだからな。出て行く」
「それは、そうだ。だが、理由は?」

 怒ったように響く一宮の声に、『俺がいなくても良いんだろう』などとは言えなくて、弘はただきつく歯を噛んだ。

「言え」
「別に」
「言え」
「関係ないだろう」
「俺達は恋人なんだろう?」
「ッ、だ、だったら――……ここは、」
「なんだ?」
「俺とお前の家だろう。一宮の所有物でもな。少なくとも俺はそう考える。ただな、俺と宗信では考えが違ったみたいだからな。出て行く」
「? 俺とお前の家で、俺の持ち物だろうが。何を当然のことを言って怒っているんだ?」
「当然、か」

 訳が分からないといった顔であきれている一宮を、弘は睨め付ける。

 そして決めた。高級ホテルは無理だが、ネットカフェという最近嵯峨に教えて貰った場所で一夜を明かそうと。

「俺は好きな相手は自分の手元に置いておきたいんだ。だからお前が俺のマンションに住むのは当然だろう」

 しかし続いた言葉に、弘は顔を上げた。

「出てなど行かせない。そもそも、出て何処に行くつもりだ? 何処に行こうとも一宮がそこを買い上げるだけだぞ」

 当然だというような顔をしている一宮を見て、弘はなんだかおかしくなって、吹き出すように微笑してしまった。

「何でもお金で解決しようとするな」
「一宮にはそれだけの資産があるからな」
「それは宗信が稼いだお金じゃないだろう」
「――一宮は俺だ。俺は俺であり、一宮だ。一宮の資産は全て俺の資産であり、俺は一宮のモノでもある。何が言いたいのか全くもって理解できないな」
「俺だって七木のモノはそうだと思って生きてきた」
「それは間違いだから、思い直して正解だな」
「どういう意味だ?」
「弘は俺のモノだろう。七木家のものではないし、こればかりは、一宮の家に下げ渡せる代物ではなく、俺自身のモノだからな。金では買えん」

 そういうと一宮が、後ろからそのまま弘を抱きしめて、顎を肩に乗せた。

「明日にはゴミを出しておくから」
「――ッ、だから明日は缶の日じゃないと言っているだろう!!」

 まぁ大体そんな感じが日常の、異常な二人であった。これが現状だったら奇跡である。